ビールと本と旅とおもしろいこと。

富江弘幸(ビアライター)




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ウィンナー1本で寿命が25秒縮むのは本当か?

「よく考えてみよう」のコーナーです。

いま作ったコーナーですけどね。

ライターや編集者として仕事をする上で、一番気をつけないといけないのはウソの情報を流してしまうこと。これだけは絶対避けないといけません。

なので、いろいろと情報のウラを取るわけです。本当に間違いない情報なのか、できる限り調べるわけです。

そういう仕事をしていると、普通にニュースやブログ、ツイートを見ていても、「それホント?」と重箱の隅をつつきたくなります。そんなことばかりです。

その重箱の隅をつつく作業をここでやろうというのが、「よく考えてみよう」のコーナーの趣旨。よく考えてみることで、自分の知識にもなるし、ボケ防止になりそうだし(それホント?)。

では、さっそく今日の「よく考えてみよう」。

ウィンナー1本で寿命が25秒縮むのは本当か?

まずは、この記事を読んでみてください。

gendai.ismedia.jp

どんなことが書かれているか、簡単に説明すると、「損失余命」という考え方があり、それは食事や行動でどれだけ寿命が縮むかを表している。ウィンナー1本を食べると25秒寿命が縮み、タバコは1本で12分寿命が縮むという。

この記事を盲目的に流し読みすると、「マジで!? ウィンナー食べるのやめようか」なんてことになる。なにもかもリスクだということになると、「何も食べないのが一番体にいいんじゃね?」なんてことにもなる。

まあ、こうやって興味を惹かせるタイトルと内容にしたいという気持ちはよくわかります。が、誤解を招かせようとしてますよね。意図的に。

一応、この記事の最後のほうにはエクスキューズ的なことが書いてあります。

ただし、その数字を盲信するのは禁物。あくまで「リスクの目安」として算出された数字であるため、個人差が大きい。個々人の栄養状態も異なるため、損失余命が大きくてもその食べ物に含まれる栄養素が必要というケースも当然ある。

果たして本当にそうなのか。

「数字を盲信するのは禁物」については異論ないにしても、「損失余命」は「個人差が大きい」ということは本当なのか。本当に個人差が大きいんだったら、「損失余命」という考え方は必要ないのではないか。

なんてことを思うんですよね。

で、調べてみました。検索してみると、知恵蔵miniに載っていて、損失余命を見る時の注意点が書いてあります。

ただし、余命に対しプラスに作用する面があっても考慮されず、リスクのみを平均化して算出していること、また数値のもとになる研究結果が正しいとは限らないことなどに注意しなければならない。

さて、上の記事のエクスキューズと知恵蔵miniを見比べて、どちらが論理的なエクスキューズになっているでしょうか?(知恵蔵miniはエクスキューズの意味で書いているわけではないですが)

「プラス面を考慮せずリスクのみを算出していること、研究結果の精度に問題があることが注意点ですね」

と言ってくれる人と、

「いや、個人差ありますから」

と言う人って感じでしょうか。

実際に損失余命という考え方を提唱した人に聞いてみたり、計算方法を検証しないと本当のことはわかりませんが、その記事が信用できるかどうかを調べる限りでは、今回検索して出てきた答えで十分。

そして、最後に笑わせてもらったのが、記事の最後の一文です。

長生きするには、バランスの良い食事を取るにこしたことはない。

損失余命の話なのに、まとめがそれでいいのか(笑)。

では、また次回。

 

それで寿命は何秒縮む?

それで寿命は何秒縮む?

 

 

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