ビールと本と旅とおもしろいこと。

富江弘幸(ビアライター)




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新聞社でビールを造るには

根暗な私です。

基本的にネガティブで人見知りなのですが、今日はちょっと前向きな話をしましょう。会社で楽しいと思う仕事をする、という話です。自分の現在進行中の事例を紹介したいと思います。

自分はビールが好きなので、新聞社でビールを造って売ることにしました。

この文章、普通に考えたら意味わかりませんよね。でも、できるんです。そんなお話。

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動かないと変わらない

今の会社の仕事、楽しいですか?

はい、と答えられる人ばかりではないと思います。自分は英字新聞社での仕事をメインにしていますが、全ての仕事が楽しいわけではありません。

また、ビアライターとして会社とは別の媒体で執筆活動もしています。この仕事は、ビールも執筆も好きなので、全体的にはすごく楽しいのですが、それでもやっぱりツラい仕事はあります。

でも、ツラい状況はできるだけ少なくしたい! と思い始めたのが数年前。そもそもストレス耐性がないので、このままだとストレスで押しつぶされてしまう。環境を変えないといけない、と一念発起し、環境改善に動き出しました。全てが楽しいという環境にはならないと思いますが、できるだけツラい仕事は減らして、楽しい仕事の割合を増やしたいですよね。

それと、性格はネガティブで人見知りですが、動きもせずに文句ばかり言う人にはなりたくない、と思っているんです。つまらない、と言ってるだけでは何も変わりませんからね。

もう一度言いますけど、動かないと何も変わりませんよ、ホントに。

自分から主体的に変えていきましょう(基本的にネガティブな性格なので、こんなこと書いてること自体、信じられないのですがね…)。

なぜ動けるようになったのか

では、ネガティブな自分が動けるようになった理由を書いておきましょう。

まず、自分の能力に自信が持てたから。大学を出てから30歳手前まで、ライター・編集者をやっていました。独立はあまり考えませんでしたが、ブラック企業的な編集プロダクションで働いていて、ある日ふと思ったんです。

あ、俺、たぶん会社を辞めても編集の仕事で食っていける、と。

そう思って会社を辞め(すんなりというわけではないですが)、一年間中国に留学しました。一年くらい仕事しなくても、帰国して仕事は簡単に見つかると思ったので、昔からの目標だった留学を実行したのです。30歳手前で。

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そんな自分の行動を見て「いいなー、留学してみたいなー」という人はたくさんいました。が、みんな「留学なんて無理」っていう前提で「留学したい」って言うんです。

行けないってなぜ決めつけるんでしょう?

考えられる理由としては、会社を辞めて留学したら、帰国後にいい仕事が見つかるかわからないし、今のキャリアも途切れるからですよね。

逆に言うと、そこがクリアできるなら留学できるわけで。自分はそれをクリアして留学したのですが、そのためには自分に自信を持つことが必要だったんです。

自信が持てれば、その状況に留まるという以外の選択肢が持てる。そうすると、どんどん選択肢が広がっていくわけです。それを理解することができたのは、自分のスキルに自信を持てたから。

自信があれば動けます。

自信がない状況であれば…

自信があれば、というのは当たり前といえば当たり前かもしれませんが、事実ですし、まずは自信を持つことを目標とすべきです。現状で何も自信が持てない人は、小さいこといいので成功をたくさん積み上げていくといいと思います。

例えば、ブログでいいので何か記録を付けていく。自分の場合は、ブログとは別のサイトで100個のビール記事を書いたら、そこから著書の出版につながりました。やり始めてから1年ちょっとでしょうか。100程度でも数は力だということを実感しました。

そして、積み上げていきながら、それを公言しましょう。秘めているだけではやっていないことと一緒です。周りの人にアピールするんです。そうやって積み上げていけば、いつか自信が持てる日がきます(それがいつなのかはあなた自身にしかわかりませんが)。

自分に自信がなくても、自信があると言い聞かせてしまうのもひとつの手かもしれません。

ビールに関わる仕事をするまでにやったこと

では、そうやって動けるようになった自分が、新聞社でビールに関わる仕事をするために、何をやったのか。

1.公言する

先ほども書きましたが、これが重要。自分はビールが好きだということを、いろんな場面で公言するんです。そうすると、こいつはビールなヤツだと認識されます。何にせよ、これが第一段階。

2.囲い込む

具体的には、社内で会社公認のビールクラブを作りました。ちょっとこれには時間がかかりましたが、この頃はすでにビアライターの活動もしていて、ある程度社内でも知られていたので、クラブ設立も特に疑問は持たれませんでした。

こうなると、個人からチームになるんです。ホント、数は力です。だんだん影響力が出てきて、会社主催のクリスマスパーティーなんかでは、ビールセレクトを任されたりしています。はっきり言って役得です。好きなビールを好きなように選べるわけですからね。

3.目標を示す

で、このチームで活動して、なんとなく自分が会社でやってみたいことをことあるごとに伝えました。

「そのうち、会社でビールを造って売りたいよねー」

まあ、最初は半分冗談です。でも、冗談でも言わないと実現はしません。それに向けて、チームに目標を示しました。

クラブの1年目が終わった時に、来年はビール造り体験に行こう、と。

2年目が終わった時に、来年は自分たちが造ったビールをお店で販売しよう、と。

3年目が終わった時に、来年はクラブを事業化しよう、と。

こうやって少しずつ実績を積み上げてきましたが、ビール造りまではお金を出せば誰でもできることですが、お店での販売は普通は無理です。ですが、これもできました。

ビール好きだということを社内で公言していたので、自分がビール好きだと知っていた記者が、取材したビール専門店の担当者を紹介してくれたんです。で、そのお店に協力してもらって、自分たちのビールを販売することができました。これも公言していたからですね。

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そして、ついに会社でビールを事業化

そして、4年目、クラブを事業化する年になりました。結論から言うと、クラブ自体を事業化するまでには至っていません。でも、ビール販売だけ事業化できました。単年度ですけどね。

冗談でも「会社でビールを造って売る」と言っていたので、「今年はどうするんですか」という反応が各所から。とはいえ、自分たちでビールを造って売るとなると、免許やらなんやら大変。なので、醸造所やビール専門店とのコラボという形で実現させたのです。

なので、自社で醸造したわけではなく、いわゆるビール醸造所のような状態ではないですが、今はビールの名前を決めたり、コースターのデザインを考えたりと、楽しい仕事の割合が増えました。

現在、そのビールは熟成中。3月下旬から販売されるようになります。詳細はまた書こうと思いますが、新聞社でビールを事業化する流れとしてはこんな感じですね。

でも、本気で動ける人は、考えてすぐ事業化してるんでしょうけどね。自分はこれが精一杯。

まとめ

こうやって、自分は会社での楽しい仕事の割合を増やすことができました。自分の最終的な目標は、会社に依存しないで生きることなので、楽しい仕事の割合を増やしつつも、徐々に会社からフェードアウトしていきたいと思ったりしてはいるのですが。

まとめると、

  • 自分に自信を持つ(自信が持てる何かを作る)
  • やりたいことを公言して動く

の2点でしょうか。当たり前といえば当たり前のことなのですがね。

会社の事情や立場はそれぞれ違うので、自分のように比較的スムーズにいくとは限らないと思います。でも、「ウチは事情が違うからな…」と言って動かない人は絶対変わりません。

自信がなくても動けばどうにかなる、ということもあります。それぞれ事情は違うでしょうが、動きましょう。

動いてナンボですよ。

 

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