ビールと本と旅とおもしろいこと。

富江弘幸(ビアライター)




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火焰山の暑さに比べれば日本の夏なんて……

暑いのは苦手な私です。

苦手というか、忌み嫌うくらいのレベルで苦手です。正直言って、夏なんてこの世からなくなっていただいて結構。春も花粉症がひどいので、なくなっていただいて結構。四季があるというのも風流ではありますが、実利を取ったら、

 

春夏秋冬 → 秋秋秋冬

 

くらいがよいかと思います。次の国政選挙では、「日本の季節は二季法」案を通してくれる候補者や政党に一票入れたいくらいです。

 

それくらい暑いのが嫌いな私ですが、日本の夏以上に暑いところに行ったことがあります。「暑い」というか「熱い」と書くほうが適切なのではないかというくらい。

 

それは、中国のトルファン(吐鲁番)。

 

新疆ウイグル自治区にある都市です。トルファンと言われてもピンとこない人も多いかと思いますが、「火焰山」という名前は聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

「西遊記」に出てくる燃え盛る山ですね。コレ。

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余談ですが、写真の整理に使っているGoogleフォトで「火焰山」って検索したら、ちゃんと出てきました。何をどう認識してるんだ。

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すごいぞ、Google。

 

 

閑話休題。

 

実際、火焰山はさすがに燃えてませんが、陽の当たり方によっては真っ赤に見えるようで、長さ100km近くもある真っ赤な山が目の前にあったらビビりますわな。そりゃあ「火焰山」とか名前付けますわ。

 

夏の平均最高気温は40度近くにもなり(平均ですよ)、ひどいときには50度くらいまでになるこの地域。「シルクロード」なんて気軽に言いますが、ここを真夏に歩いたら確実に死ぬだろうと思います。「死留苦髏怒」に変えたほうがいいんじゃないでしょうか。

 

で、トルファン周辺には、高昌故城という遺跡もあります。5〜7世紀頃に高昌国という国家があり、その都市のひとつが高昌です。

 

最終的には唐に滅ぼされます。こんな暑いところに国を造るのもなかなかですが、こんなところまで軍隊を派遣してくる唐もなかなか。

 

今はこんな感じの遺跡になっています。

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高昌故城までは冷房がガンガンきいたバスで、高昌故城内はロバ(?)の車でまわります。ほんとクソ暑いので、バスを降りて3分くらいで「もうええわ」と。かなりヘロヘロになりながら故城内をまわりました。この写真よりもう少し形が残っている部分もあるのですが、ほぼ風化してしまっています。

 

仕事とはいえロバさんも大変やね。

 

この地域は見て分かる通り、降水量も微々たるもの。ほとんど雨は降りません。水は遠くの山から流れてくる雪解け地下水を使っているそうです。その地下水を利用して育つのが、ブドウ。

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この暑いところでよく育つなと思うのですが、この地域の名産だったりします。トルファンやウルムチあたりでは、至る所で干しブドウが買えるのです。

 

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日本では5年に1回くらいしか干しブドウを食べない私ですが、新疆ウイグル自治区滞在中は常備していました。クソうまいんです、この干しブドウ。

この暑さで干しブドウを欲している体になってしまったのか、そもそもブドウがうまいのか。

理由はわかりませんが、スーパーで量り売りしている干しブドウでもうまいんです。新疆ウイグル自治区の食といえば拌面(ラグメン)とかポロでしょうが、訪れた際にはぜひ干しブドウも食べてみていただきたい。

 

とまあ、日本の夏なんかより厳しい暑さを体験した私としては、ここ数日の暑さなんて屁でもないわ!

 

なんてことはなく、やはり春夏秋冬を秋秋秋冬に変えるべく行動していきたい、と思うわけであります。

 

新疆世界文化遺産図鑑

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