ビール時報

富江弘幸(ビールライター)公式サイト

分析麻痺にならないアナリシスパナリシス。最高にうまいIPA

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アナリシスパナリシス

アナリシスパナリシス

 

ビールの名前です。

ガリレオ・ガリレイとかジョルダーノ・ブルーノみたいに韻を踏んでいて、なかなか興味深い名前ですが、このビールを買ったのは名前で選んだわけではなくデザインに惹かれたから。ジャケ買いです。

 

アナリシスパナリシス

 

気になるでしょう、このデザインは。そりゃあ手に取りますよ。これを買ったときには、どこにビール名があるのかわからず、このビールを飲むまで名前は意識していませんでした。

 

よく見たら、このぐるぐるで書いている文字はほとんどアナリシスパナリシス(Analysis Paralysis)ですね。

 

アナリシスパナリシスとは、分析麻痺という意味。Paralysis by Analysisとも言うようです。分析しすぎて決断できないような状態ですね。

今日はどの店でランチを食べようか……とあれこれ迷っていてなかなか決断できず、昼休みの時間がなくなって吉野家で牛丼をさくっと食べることになる感じでしょうか。よくあります。

 

ビールをテイスティングしているときにもよくあります、ちょっと飲んで味の表現がうまく出てこなかったら、もう一口飲んで考えてみる。でもうまく出てこないのでまた一口。何回飲んでもわからない状態になったりします。

 

アナリシスパナリシスの味わいの表現はアナリシスパナリシスになるか

アナリシスパナリシス

さて、今日のビールはアナリシスパナリシスですが、ビールの味わい表現でアナリシスパナリシスにはなりませんでした。結論から言うと、最高にうまい(小並感)。

 

最高にうまいですね。味わいの表現もそこそこ出てきます。

缶を開けると同時に漂うグレープフルーツ香。かなりクリーンなグレープフルーツ香ですね。口に含むと、すっきりした甘味としっかりした苦味が同時に現れます。いかにもIPAという感じで、甘味も苦味もガツンときます。飲んだ後は柑橘感と苦味の余韻。

 

全体的にはかなり完成されたIPAで、最近飲んだIPAの中でも最高レベルのおいしさ。まったく分析麻痺になることなく、確実においしいという判断を下せるおいしさです。オススメの中のオススメ。

ぜひ見つけて飲んでもらいたいビールでございます。